500ペソ札
100ペソ札
50ペソ札
20ペソ札
10ペソコイン
テクニック4.(仕舞い抜き)
上の5枚と下の5枚が500ペソ札で、間は50ペソ札、
ひどい時はただの紙。

これは枚数が多い時に良くやられる手です、
厚みが変らない為騙され易いのと大きくやられます。
どの時点で摩り替えるのかはその時によって違いますが、
囮には気をつけて下さい。

変ったテクニックには両替屋に渡した万札が偽物だと言って
両替屋が返してきた時には本当に偽札に替わってた。
とか、両替が終わって外に出た瞬間持ってた金をすり取られた、
等の事故も有ります。
テクニック6.すり替え
反省点と注意点
両替屋の造りは良く似ています。
奥に見える鉄格子の向こうに店員がいて、
お金の交換をします。
テクニック5.中抜き
10枚ずつ束にした500ペソ札を、まず客に10枚づつ渡し数えさせます。
数え終わると次の10枚、それを数えている間にさっき客が数えた
10枚を、両替屋が数え直します。

次々と5回500ペソ10枚の札束を数えさせ、全部終わると最後の
10枚を客の目の前で数えます。
そして数え終わった札全部を輪ゴムで止めて、封筒に入れてくれます。
ホテルに帰って数えなおすと30枚しか有りません。

最後の10枚はチャンと客と一緒に数えますが、
40枚は客が数えている間に5枚(何枚でも適当に)ずつ抜いてしまうのです。
後から文句を言っても駄目なのはお解かりでしょう?
5ペソコイン
1ペソコイン
1,000ペソ札(1/20/2007現在\2,500位)
   空港近くの両替屋
この近辺に12〜13の両替屋が有り、
両替レートもまちまちです。
両替に慣れすぎに注意、油断と隙が出来ます。
新札に注意、本当に数えずらいです。
お金が足りない時に注意、仕掛けられてるかも
知れません。やはり最後は自分で数えましょう。 

枚数が多ければ多い程魔術を掛け易い、危険性が高い、
両替は少しずつ。
両替屋より先に数えさせられたら要注意。
囮に気を付ける、客を装った場合も有れば、
子供が泣いて飛び込んでくる場合も有ります。

兎に角札から目を離さない事。 
ポケットにしまう前に必ずもう一度数え直す、
一度店を出たらもう駄目と思って下さい。
両替は2人以上で行く事と決めて下さい。

一番良いのは慣れた人に行って貰うか、
少し手数料を払っても知人に両替して貰うのが
一番安全だと思います。

記 2003年4月
テクニックの名前は解り易いように私が勝手に付けた名前です。
<<両替屋は魔術師>>
テクニック1.チョイ抜き
まず客に50枚の500ペソ札全部を数えさせます。
次に客の目の前で両替屋が50枚を数えます。
それを確認して輪ゴムで止めるか、封筒にお金を入れます。

帰って数えるとやはり30枚。
これは客が数えた札を受け取って声を出して数え始め、
20枚まで来た時に囮が店に入って来ます、
そこで客が一瞬札から目を話した時にカウンターの下へ、
今数えた20枚(何枚でも良いもですが)を落とします。

残った札は30枚です、両替屋は又数え始めます21,22,23・・・。
50枚に成ったところで札は丁度終わりです。
別に囮が入ってくるのが丁度20枚で無くとも良いんです、
何処から数えても50枚有るのですから。
テクニック2.囮抜き
今度はテクニック2とよく似てますがチョット違います。
両替屋が数えている時に囮が入ってくるまでは同じです。
そこで両替屋は新しい客(囮)と一言、二言 喋ってから、
何枚だか分からなくなったんで数えなおすと言い、
又1から数えなおします。
勿論50枚数えて、輪ゴムでとめ封筒に入れてくれます。

ホテルに帰るとヤッパリ30枚です。
これは囮が来た時に札を落とすテクニックは同じです、
ではどうして50枚有ったのでしょう?
種は簡単、手前の札20枚を二つ折りにして
40枚有るように見せかけ20枚で40枚分数えるのです。

客から見える札は伸びていますが、
手の中には20枚の札が折られて入っているっと言う訳。
勿論手前の1枚か2枚はそれを隠すために伸ばして有ります、
折った札を伸びた札でサンドイッチする訳です。
これは単純ですがよく引っかかりますので注意して下さい。
両替屋が先に50枚を数えます。
次に客が50枚有る事を確認する為に数えます。

最後に両替屋は外は危ないからとか何とか行って封筒をくれます、
チャンと有ったぞ、
大丈夫だっと安心したその油断の瞬間を両替屋は見逃しません 。
そして封筒に入れる一瞬の隙を狙って何枚かの札を抜き取ります。 

たいていはカウンターの下に落しますが、客から受け取った
万札の下に隠す事も有ります。
テクニック3.サンドウィッチ
最後に私がやられた技です、これは見破る事が出来ませんでした。
有る時6人のお客(私の仕事、ゴルフツアーガイドで日本からの
お客さんです)さんから、一人10万円で合計60万円を両替しに
行った時の事です。

いつも使っている両替屋が遠いのでホテルの近く、マビニで
両替する事にしました。
その両替屋は初めてでは有りませんが、
今までに何度か使った事が有る位です。

私がお客さんに代わっていつも両替しておりましたのでこの位の
金額はさほど心配もしておりませんでした。
これが油断の第一歩です、両替屋へ行きましていつもの手続き通り、
先に60万円を数えます。

これは私が先に両替屋の目の前で数えて、両替屋の前へ並べます。
それを両替屋が確認してから偽札かどうかのチェックをします。
その頃は1万円で4,000ペソ位でした、合計で約240,000ペソ 
両替屋が480枚の500ペソ札を持って来ます、銀行 の帯の入った
4束とバラで80枚です。

先方はこの時数えないで、私が帯をしたまま数えましたが
全部新札で数えずらかった事を覚えています。
いつもはこれで終わりですが、その時は一つの束に
1枚不足が有りました。

両替屋はそんな事は無いと言いながら、全部数え直すと言います。
私は「一つだけで良い、他のは合ってる」っといいますと、
「他の束に紛れ込んいるかも知れないから全部数え直す」。
「成るほどそれも考えられない事じゃあないなあ」 と思い、
しかし一瞬の目も逸らさずに両替屋の札を数えているのを
見ておりました。

両替屋は一束ずつ帯を外して数え終わると輪ゴムで巻きます。
最後にハンパの80枚位を数えてからヤッパリ1枚足らないと言い、
奥から1枚の500ペソ札を持ってきました。
もうここまでで30分近くたっていました。
全部そろったのでそれを受け取り、2〜300ペソのハンパな
お金と一緒に自分で紙袋を1枚貰って、
中に入れ皆が待っているホテルへ帰りました。

一人80枚ずつですので、チョット薄い一束を最初に渡し、
他の輪ゴムの方から20枚を抜き、
残りを他の一人に渡した時に少し違和感が有りましたので、
と言っても新札ですから薄いのですが、
80枚を数えるように頼みました。

心配したとおり10枚足りません、一束10枚ずつ、
全部で合計50枚丁度足りません、やられました。
しかしどうやって抜いたのかが解りません、勿論最初から
1枚抜いて置いて仕組んだ事は間違い有りません。
最初は全部有って1枚足りなかっただけです、
やられたとしたらすり替えです。

大体の両替屋がそうで有る様に、そこの両替屋のカウンターも
客側のカウンターより1段低い所に、
店側のカウンターが有ります。
そこで両替屋は数えなおした訳ですが、その時やられたのでしょう。

つまり新札を予め90枚ずつ輪ゴムで止めて何束かをカウンターの奥、
両替屋から見れば客側の隅にセットして置きます。
大口の両替が来たら正規の札束から1枚か2枚抜き、
まず客に数えさせます、クレームが入ったところで数えなおし
輪ゴムで止めた時か止める前に札束を90枚の束と摩り替えます、
ハンパの80枚は最後に1枚奥からもって来た時にでも
上手くすり替えたのでしょう。

囮のような行為も一切有りませんでしたし全く両替屋と私は全く
最後まで1対1でした。 

客がもう一度数え直したら・・・、この心配は有りません 、
500ペソの新札を500枚数えて見れば解ります、
私は1枚足りない為数え直しを入れて600枚以上数えました、
それと両替屋が数えているのをしっかり見ています。

うまくやられましたが、
本当にすり替えかどうかは推測の域を出ません、
もしかしたら10枚ずつ上手く抜いたのかも知れません 、
なにしろ相手は魔術師ですから。