入り口から50mくらいの
所でビリヤードをしていた
B
D
その1 しっかり者んで義がてぇリミちゃん
M左へ曲がった所、
この洞窟路地はまだまだ続き、
総延長で1Km以上だろうという話、
それを聞いて奥へ行くのを諦めた。
I
「違ぇよう、話しん中ん場所ぉだぁな、今リミチャンと
飛行機でフィリピンに行く途中だろが?

Q
忘れたんか?。」「チョット待てよ!そうか!そうでぃ、
スポ野朗の話に脱線してたんでぃ。

いってぇ何処迄だったんかな〜、話しゃぁ?。」
「ほうら!初めてリミチャンと会って日本語が
上手かったっちゅう思い出話しんとこ。」
「そうっだったなぁ、そう言やぁリミちゃんは客取りにゃぁ
一生懸命じゃあ無ぁった。その割にゃぁ仕事も真面目で
Y公の言う事にゃぁいやたぁ言わなかった。」
「へ〜!いってぇ全体てぇどんな肝っ玉なんでぃ。」
「よっく聞けよヨッチャン、こらぁ俺ぃらの全くの頭ん中の
こったが、チャイニーズの資産はフィリピン全体てぇの半分
以上にも成ろぉてもんだ。

出来る出来ねぇはさて置いて、こいつぉチャイニーズが
全部引き上げて見たとしてみねぇ、フィリピンはどう成ると
思うヨッチャン?。」「そりゃお前ぇもう、国が成り立って
かめぇや、しかしおっ恐ろしい力持ってんだねぇチャイニ
ーズぁ、こりゃぁフィリピン人もおちおち寝てらりゃぁしねぇや。」

「でもさ心配ぺぇすんねぇ、さっきも言ったろ、母てぇが無け
りゃチャイニーズもへちまも有ったもんじゃぁねぇや。
その辺の塩梅べぇが上手く行ってるて訳よ。」

記 1999年5月(写真撮影日2006年12月25日)

フィリピン江戸っ子談義
追加写真2 家を支えている丸太の
余りの細さにゾーとした。
D広場でおばちゃんたちがビンゴをやっていた。
「まだ有る、リミチャンに(客)きゃっから指名が入ぇった。
Y公が呼ぶと、嫌だっちゅって動かねぇ、普段我が侭ぁ
あんまし言わねぇのに今回けぇに限って首を立てん振
らねぇ。Y公も怒った、そらぁ許されねぇ事っだ、1人許
しゃぁシステムががたがたんなっちまぁ、

Y公は店じゃぁ話せねぇんで奥ん事務所へ連れてった、
理由は、ほかん子の客だしトラブルはいやだ、指名の
子も可哀想だ、てぇこった。客かぁ誰を指名しようと自
由だ、途中変更可、そんな事は女の子全員知ってる。
<<第一章『おおハマリ』>>
Cここはちょっとした広場、
葬式やこの中の式典などは
全部この場所で行う。
B今日は12月25日ここスクウォーターの中でも
 子供たちのクリスマスパーティーをやっていた。
O
「冗談いっちゃぁいけねぇやな、そんな事が有ってたまるもんけぇ!
今からだってフィリピン人が一生懸命やりゃぁ何とか成るってもんだ。
しかし何だねぇフィリピン人に取っちゃチャイニーズは
癌見てぇなもんだな〜。」 「ヨッチャン、そりゃぁ間違げぇだ、癌ちゅ
物んは人間の体に巣食って、だんだんゆっくりと体を蝕んで行かぁ。」

「ほれ見ろや、ヤッパ癌じゃあねえか。」 「まあ聞けや、病が進みゃぁ
死んじまぁな、所ぁ良っく考げぇえて見ろや、人間が死んだら癌も一緒
に死んじまわぁ、癌は手前めぇが生きる為に縄ぁ張り広げてるって訳
だ、しかしそりゃぁ手前めぇの命も縮めてるってこった。

病原菌なんちゃぁみんな同んなじでぃ。」 「って事たぁ、チャイニーズ
がいっくら縄ぁ張り広げったってフィリピンは死なねぇって事っか?。」
「チャイニーズにしたってフィリピン有ってのものだねだぁな。いっくら
金持ってたって政府に無理難題でぇ押し付けるばっかりじゃぁ、反感
だって湧いて来るってもんだ。

何んたって母体てぇが死んじゃっぁ元も子も無く成っちまわぁ、
奴らが縄ぁ張り広げるったって、限度が有らぁな。
だがよヨッチャン、油断は出来ねぇ、実ぁフィリピン政府ぁ
チャイニーズに(大事)でぇじな肝っ玉ぁ握られってんだ。」

Fここが住宅の入り口、細く長い路地が長く続く
共同灯など無く、カメラの後ろのファインダーには
何も写らない、まるで洞窟の入り口である。
途中にいくつかあるサリサリストアー
(簡単な日用品や菓子、酒等を売っている)
F
H
その2 チャイニーズ
我侭ぁ許せねぇ、っとY公が怒ったが今度ぁ梃子でも
動かねえ。知らねぇ客じゃあねぇから、今回ぇは場内
ねぇ指名にして、前ぇの指名の子と一緒にって事つに
してその場を納めた。

後で詳しく聞いて見るてぇと、リミチャンはその子に
前ぇから相談を受けてた。そん子は自分の客が指名
を変けぇたがってるらしい、どうしたらいいか?てな。
自分に指名が来た時きゃぁビックリした、如何したら
いいんかわかんねぇが相談に乗ってあげといて自分
が行ける訳がねぇ、ってこった。
 
「な〜る程ねぇ〜、気の強い面と儀がてぇ面を持っ
てんだねぇ、リミチャンは。」

E住宅入り口が右下にある、
左側がパーティー会場
「まあ、掴み所がねぇ、ってこった。ヨッチャン、解ったかぃ
一っ言っで。」 「ってやんでぇそんなもん誰だって解る訳
きゃぁねぇじゃねぇか。」 「だろうな、そんじゃぁ普通の話
じゃぁつまんねぇだろっから、特別に裏っかわの話をして
やらぁ。」 「へぇ〜、面白そうだねえ、是非お願げぇしてぇ
もんでぇ。」

「所で一つ聞くが、フィリピンは誰が仕切ってかしてっか?」
「何でぇ藪から棒に、フィリピンを仕切ってるなぁそりゃぁ
フィリピン人の誰かだろうが誰だかぁ解んねえけんど・・・、
そだ!でぇ統領だ!当たりだろう!ざまぁ見やがれ!俺
だって判からぁそん位ぇの事ぁ。」「って言うと思ってたぃ。」

「って事ぁ違ぇってか?そんじゃぁ解んねぇや、いってぇ誰な
んでぇ?。」 「フィリピンを仕切ってんなぁ、フィリピン人
じゃぁねぇ!」 「カッツアン、冗談いっちゃぁいけねぇよ、
フィリピンを仕切ってんなぁフィリピン人じゃぁねぇんなら、
いってぇ何処のどいつが仕切ってるてんでぇ?。」

「チャイニーズ!!。」「ほぉぉ、ズバっと来たねぇ一っ言っで、その
訳ぇ聞かして貰おうじゃぁねぇか。」
「こらぁ俺っちの想像だが根拠ぁ有る、話しゃぁ長くなるといけねぇ
から、簡単に話すが、サンミゲルビールを頭にフィリピンの上場
げぇ社の70%以上が実ぁチャイニーズ系の会社だ。

金が有りゃぁ政治ぁ動かせる、政治が動かせりゃ国を動かせる
ってもんだ。」 「なぁる!そりゃぁ解りやしぃや、するてぇと何かぃ、
フィリピンを仕切っているなぁチャイニーズってこたぁ解ったが、
フィリピン人は納得してんのけぇそんこたぁ?」

追加写真3 洞窟路地
突き当たり角の給水場
@
A
ここがスクウォーターの入り口
ここに住んでいる子供たちの
屈託の無い笑顔に救われる
E
Gパーティー会場前から
上を見る。
J
H洞窟の中さながらの路地
(私はこの路地を洞窟路地と名付けた)
を進むと、少し明るいものが見えた、
共同灯がぽつんと上のほうに見える。

J表(川)に続く横道が
有ったので入って見た

K水の入ったバケツを持ったおばさんとすれ違う、
写真Sの給水場からの帰りらしい、
毎日20回以上の水運びは大変な重労働だ。


I給水場、文字通り「命の水で」ある。
このスクウォーターの中には全部で
5箇所の給水道があるが
バケツ一杯2円の代金が必要、
無料のものは一切無いのである。

共同灯、右側が給水場

L行き止まりかと思ったら
左へ路地は続いていた。

I給水も順番待ちである
1時間以上も待たなければ
ならない場合も・・・。
これを毎日20回、貴方は
出来ますか?
C
O表が見えた、下は勿論川、
暗くて川が写らない。
追加写真1 後日友人に
撮ってきてもらったもの、
夜には川の向こう側も
見えなかったがこの写真では
向こう側のスクウォーターが
ハッキリ見える
Q広場にあるサリサリストアー、
並んだ鍋は料理したおかずを売っているのだ
N小さな部屋には子供とお母さんが居た、
部屋は全部で8畳位か?
P出口が見えて来た。腰を一寸屈めながらの
スクウォーター探索は疲れた。
見る顔だが、正体てぇはまだ有るが、かなり出来ゃぁが
ってらぁ。しゃんねぇんで今空いてる子は・・・って見るとリ
ミチャンだけだ。Y公は迷ったが仕方ぁねぇ、リミチャンを
呼んで言った、“チョットしつっけぇ客だけんど頼まぁ、
こっちで注意して見てっから大ぇ丈夫だ、もし、どしてもし
つっこく触って来たらヒッパタイちゃえ、”Y公は笑ぇながら
冗談まじりでリミチャンを元気付けた。

その客んにも注意を言ってリミチャンを紹介ぇした、暫くす
るとピタン!と言うでけぇ音、如何したんでぃってY公が見
るてぇと、リミチャンが立ち上がって客と喧嘩してらぁ、
さっきの音はどうも客を引っ叩てぇた音らしい。

Y公がすっ飛んで行くてぇとリミチャンはまだ怒ってる、
タガログなんで解らねぇ、どっちしたって客がスケベした
に決まってらぁ。その客には帰ぇって貰ったそうだ。」
「立派ちゅうか、スゲー、ちゅうか・・・。しっかりしてんねぇ
リミチャンは。」
「いつだったか、こんな事が有ってぃ、Y公の話しんだが、
有る時トイレで女の子が泣いてた、そん子も日本ぁ
初めてだ、Y公が気が付いて”どうしたぃ”って
聞くてぇと、今付いてる客がしつけぇ、やたら触りまくる、
もう戻るなぁ嫌だって事った、そん客ぁ店じゃぁ初めて

クリスマスの夜10時バランガイキャプテン(地域警備長)の友人とマニラ
のとあるスクウォーターに予め言われていた帽子にサングラス姿で行った、

最初に注意された事は住民とは出来るだけ言葉を交わさない様に何か
あっても声を荒げず静かに話す事、この中には写真を撮られるのを極端に
嫌う人が沢山いるから、必ず許可を得てから撮る事、又撮る時は必ず撮る
合図の声を出す事。スクウォーターに入るのは初めてでは無いがカメラを
持って入るのは始めてである、長年フィリピンに住んでいても余り
縁の無い所の一つと言えよう。

いつ来ても物凄い緊張が走るのはここがどういった所なのか良く知っている
私だからであろうか、「潜入」と言う言葉がピッタリである、スクウォーターに
続く一つだけ有る少し広い通りに来ると、子供たちが私のカメラを見て写真
を撮って欲しいとおどけてみせる、何処の国の子供も一緒である。

ここは勿論不法占拠区である、川沿い、と言うより川の中に柱を立てその上
に川の上にせり出す様に家と言うより箱の大きいのが乱立している、所帯数
は凡そ500住人は2000人以上、いずれも推定だと言う、何しろ子供が多い、
トイレは川へ垂れ流し、水道はいったい何処から引いてきているのか解ら
ない、聞いて見たが秘密だそうである。

電気は有る、しっかりとメーターも付いているがスクウォーター内部の
配線はどうなっているのかは分からず、電気料金は各所帯一定料金を
払っている、共同灯など全く無い、スクウォーターの中はとにかく暗い、
人の顔は3m離れると判ら無く成る。

ここにも借家は有り勿論大家もいる、家賃は月当りこれも大体だが10u当り
500円程度で多くの家が30uから40u位だそうである、驚いた事に家の売買
もされていて値段は有ってない様なもので基準など無いらしい、細い路地が
実際には川縁である、この路地は総延長1km以上にも及ぶそうであるがこれ
も推測の域を出ない、例えば犯罪者がここへ逃げ込んだとしても警察の捜査
はほとんど及ばないと聞く。

建物2階建が多く上と下は別々の住居と成っている、天井までの高さは凡そ
2m位、間口も2m程で奥行きは川の上な為少しずつ異なっている。
撮影も無事終わり表に出て見るとスクウォーターとは目と鼻の先50mと
離れていない所にガードマンが立つていた、ここは高級住宅街の入口である。

家賃も10万円以上する家が立ち並ぶ、方や1500円の家賃が滞納気味の
家族を今見てきたばかりの私には、その余りにも格差のある現実を目の前
にしてなんとも言い知れぬどうし様も無い遣る瀬無さの始末に困った。

私の書いたスクウォーター地域略図(このページの最後)は決して正確な
ものでは無いが寸法や写真を撮った場所を簡単に印してあるので参考にして
頂きたい。
第八話 
フィリピンホントの裏話
「フィリピンまでぁまだ時間があらぁ、
今んまでぁそりゃぁ色んな事つが有った,金○縮み上がった
事っとか・・・、向こうで有った今だから話せるってぇ事を話
そうかい。」

「そりゃあ聞きてぇが、フィリピン迄たってお前ぇ今飛行機な
んかのっちゃぁいねぇじゃねぇか、何言ってんでぇ。」
「お前ぇさっき言ったなぁ、俺ぁ今飛行機ん中って。」
「もぉ何んでもいいや、お前ぇさんと話してっと、頭がこんがら
がって来ていけねぇや、話しん中の今と今の今と区別がたたねぇ。

所で俺らぁ言った事つがねぇんで聞くっけんど、一っ言っで言って
どんな国でぇ、フィリピンって。」「何ごちゃごちゃ言ってんでぇ、
一言っ、てなぁ難しいが、強いて言やぁまぁこんなもんかな。」
「なんでぇ、そりゃあ、最初はグーか?、自慢じゃあねぇけどジャン
ケンだきゃぁ強えよ、勝ったらなにくれる?。」

 「ってゃんでぇ、何が悲しくっておめぇとジャンケンしなきゃいけ
ねぇんでい、空気つかんでんだよ!にびぃ野郎だな全く。」
「なんでぇそらぁ??。」
「一昔ん前ぇじゃぁフィリピンはアジアの優等生って言われった、
政治を握られてからぁまず教育改革が置きん去りんされた、
こらぁチャイニーズの仕業たぁ直接分かんねえ、実ぁ何処ん国でも
そん国ん将来れぇは教育に掛かってら、家庭だって同んじでぇ、
子供にろくな教育もしねぇで居て見ろ、将来れぇ何て知れてらぁ。

国が教育を(蔑ろ)ねぇがしろにして見ろぃ、いつまで経っても国の
発展なんておぼつくもんけぇ、チャイニーズにゃぁこうする事が
必要だったのよ、言い変ぇりゃぁチャイニーズに乗っ取られて
いるって事っが解る様な教育をさせねぇてこった。」

「なぁるほどねぇ、頭良いねぇチャイニーズぁ、てぇとこれっからも
チャイニーズが永久に仕切ってくって事けぇ、それでフィリピン人は
何ともねぇんかぃ?自分の国ぃ乗っ取られちゃって。」
「それも有るが、今と成っちゃぁどうすっ事も出来なくなってんで。」

お帰りになる前に   是非お立ち寄り下さい!!
I
L
K
スクウォーター写真も
次へ続く
スクウォーターの話に
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