A
この間の距離に注目
ボールの位置
ボールの位置
ボールの位置
サンドウェッジの引っ掛けとシャンクはなぜ起きる???
引っ掛けやシャンク(ソケットとも言う)が起きる原因はほとんどが同
じです。

一言で言えばクラブヘッドの軌道がアウトから入って来てインに抜け
て行く所謂アウト・サイド・インに成っているからです。
本当か?と思う方はご自分で実験して下さい、方法は簡単です。
これはスウィング軌道をイン・サイド・アウトに矯正するドリルにも役
に立ちます。

写真@-1の様にスウィングガイドを作ります、ガイドはなんでも結構
ですが、ある程度の長さ(30Cm位)と高さ(5Cm位)が必要です、
必ずクラブヘッドはアウトから入ってインに抜ける道を作くり、それ
以外にスウィングが出来ないようなガイドが必要です、練習には
7アイアンか8アイアンが良いでしょう。

もし貴方がスライサーならば、最初はハーフショットから始めて、慣れ
て来たらフルショットでスウィングして見て下さい。
もし貴方がドローヒッターならばほとんど抵抗無く出来る事でしょう、
しかしスライスを打っている人にはかなりプレッシャーが有る筈です。
他にあまりプレッシャーの掛からないドリルとして

@−2(テイクバックとフォローの目印にボールを1個ずつ置いて
スウィング目標とします。)

@−3(タバコをゴムティーに立て、飛球線後方20Cm位に置きます)
をお試し下さい。

『引っ掛け』や『シャンク』は全く出無い事が体験出来ます。
写真@のスウィングガイドはドリルの為、イン・サイド・アウトの軌道を
強調して、ガイドのアウトに抜ける角度が大きく設定して有りますが、
実際にはもう少しストレートに近いスウィングプレーンに成ります。

次にどうして『サンドウェッジ』だと『引っ掛け』『シャンク』
が起きやすいかの説明です。

写真Aと写真Bを比べて違いが解りますでしょうか?
写真Aはサンドウェッジ、写真Bは3アイアンです、ボールからトップ
の位置に有るシャフトまでの距離に注目して下さい。
サンドウェッジの距離が3アイアンの時よりかなり短い事が解ります。

実はこれがクラブヘッドの軌道に関係しているのです、『なるほど』
とお解りになった貴方は間違い無くローハンディキャップ・
プレイヤーです。

もう1枚の写真Cを見ればもっと解り易いと思いますが、これでは
インサイドからクラブヘッドを入れて来るのは無理です。
つまりボールからトップに有るシャフトまでの距離が有れば有る程
インサイドから入り易く、短い場合は入りづらいという事です。

その為クラブが短ければ短いほどイン・サイド・アウトの軌道が取り
づらく、サンドウェッジが『引っ掛け』や『シャンク』が
出やすいと言う事なのです。
お解り頂けましたか?

シャンク癖のある方はクラブヘッドがインサイドから
入っているかどうかチェックしてみて下さい。
アウト・サイド・インの軌道に成る原因は勿論
これだけでは有りません、詳しくは『ダフリ、トップの原因徹底解明
の項で説明致します。

記 2007年1月
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ゴムティーに立てたタバコ
B
C
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ターゲット方向
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ターゲット方向
   ↑
ターゲット方向