『ダフリ』と『トップ』 これがミスショットの代表と言っても差し支えないでしょう。 それ程正確なインパクトの状態を表現する事は難しいものなのでしょ うか? そうなのです!、難しいのです!!、プロ(と言いましても千差万別, 玉石混淆ですが・・・因みに私は路傍の『石』です)でもヤッパリこの 二つのミスショットが一番多く出ます、と言いましても10Cmも手前に ダフルとか空振りするほどのショットは滅多?に有りませんが。 ホントに自分の理想としているボールが打てるのは1ラウンド中5回 も無い位で、後のほとんどがミスショットとは言えませんが満足する ショットでは有りません。 ではなぜダフリ、トップが1番多く出るのでしょうか? 答え1、ゴルフクラブのフェイスをもう1度良く見て下さい、スウィート スポットから下2Cmの所に有るのはリーディングエッジです、その下 には何も有りません、インパクトで頭が2Cm以上、上がると空振りし ます。 それ程ゴルフとは極々狭い範囲でしかも時速200Km近いスピード で勝負している訳なのです、我々の体はまるで精密機械の様では 有りませんか。 答え2、原因と成る要素が沢山有るからです。 (答え3、『トップ』が嫌いな人) 例えば『スライス』の原因の殆ど(全部では有りませんゾ!)はクラブ ヘッドがアウト・サイド・インの軌道になり『スライス』回転(野球で言 えば右ピッチャーのシュートボールと同じ回転)を与える為にボール は左から右に曲がって行く、ご存知のようにこれが大きな原因です。 しかし『ダフリ』にしろ『トップ』にしろ原因も様々ならそれを引き起こす 要素も又様々なのです。 簡単に言えば『スライス』又は『フック』を防ぐ為に注意する点は少な いが、『ダフリ』、『トップ』は沢山ある、と言う事です。 |
それではその沢山ある原因と要素を極簡単に説明致します。 『ダフリ』(英語でbehind the ball)ボールの手前にクラブヘッドが 下りて来てしまう事です。 それではその沢山ある原因と要素を極簡単に説明致します。 ダフリとは、自分が思っているより、ヘッドが早く降りてきてしまっ た 為に、ボールの手前に、言い換えればボールに届かない内に、クラブ ヘッドが落ちてしまう現象です。 クラブヘッドのスピードは皆さんが考 えているよりも早く動きます、感覚の ずれがダフリを誘発している場合 もかなり多いケースです、へクラブヘッド にタメが作れないと、この現象 が現れます、タメを作る事をレイト・ヒッテ ィングとも言います。 レイト・ ヒッティングに関しては(ここ)をご参考に。 種別1 右肩が下がって起きる『ダフリ』 誘因@右手、右腕の無理な使い過ぎにより右肩が下がる場合。 誘因Aテイクバック時に頭が下がり左肩も下がる為インパクト時に 左肩が上がり右肩が下がる場合。 誘因Bボールを上げるにはすくい打ちと勘違いしてクラブを下から 入れようと右肩が下がる場合 誘因Cインパクト以前異常に頭が早く上がってその為右肩が下がる 場合。 誘因Dインパクト時に左足踵が上がり右肩が下がる場合 (要素@にいささか重複する)。 誘因Eインパクト時左肘が曲りその為右肩が下がる場合。 その他・・・右ひじがトップの時浮いてフライング・エルボー(左写真参考) になっているため、クラブヘッドがアウトサイドから入ってしまう。 右肩の突っ込みが早い、体の開きが早い、左サイドの壁が作れない、 頭の動きが早い、これは全て同一動作でどれが出来なくとも同じ結果 、ダフリの原因になります。 種別2 ダウンスウィングのタイミングが合わないで起きる『ダフリ』。 誘因@ウェイトシフトが不足してタイミングが合わない場合 誘因Aトップで左体重(右打ちのプレイヤー)に成っている為 タイミングが合わない場合。 誘因Bトップが浅くなりタイミングが合わない場合。 誘因Cトップからの切り返し時手で始動して、体重移動との タイミングが合ない場合。 その他・・・・。 『トップ』(英語でthin shot、topとは言いませんが、 どうもtopでも通じる様です) 種別1ボールの右上(プレイヤーから見て)を打ってしまう事が 多い場合 誘因@トップで左足体重、インパクト時右足体重 (ギッタン、バッコンという人有り)でクラブフェイスがボールに 届かない場合、 誘因Aトップから手首が伸び(溜めが造れない)てしまい クラブが横から入る場合 誘因Bインパクト前に右踵が上がる場合 その他・・・アドレスで前体重に成ってる場合そのまま前体重では スウィングできません、そのためアドレスより体がおきた形でインパクト を向かえ、クラブヘッドが届かなくなります。 ハンドダウンの不足、アドレス時でハンドダウンに構える事はとても重要 な事です、バレーボールのトスを上げる形のアドレスを良く見ますがこれ ではインパクトを迎える時に体重移動をする為の余裕が不足してしまいま す、適度な前傾姿勢と、適度なハンドダウンの余裕がインパクト時に体重 移動の分として必要なのです、これが足りないとやはりクラブヘッドはボー ルに届かなくなり、トップとなります、このページの最後にタイガーの参考写 真が載っております、ハンドダウンの余裕がインパクトで消費されている のがよく解ります。 種別2ボールの頭を打ってしまう事が多い場合、 誘因@インパクト直前で顔(頭)が上がってしまって クラブフェイスも一緒に上がってしまう場合 誘因Aインパクトで両足踵が上がる場合 誘因Bインパクト時両肘が曲がる場合 誘因Cトップで状態が伸びてしまいインパクト時クラブヘッドが 届かない場合 その他・・・。 |
同じ誘因で『ダフリ』『トップ』の両方が出る場合が有ります。 @ボールを上げるにはすくい打ちと勘違いしてクラブを下から 入れようと右肩が下がる場合、『ダフリ』を嫌って早くクラブヘッドを 上げた場合『トップ』が出る場合が有ります。 Aインパクト時左肘が曲りその為クラブヘッドが届かない場合は 『トップ』が出る場合も有ります Bウェイトシフトが不足してクラブフェイスが届かなかった場合は 『トップ』が出る場合も有ります Cトップで左足体重、インパクト時右足体重 (ギッタン、バッコンという人有り)で右肩が下がり『ダフリ』が 出る場合。 Dインパクト時に左足踵が上がり状態が伸びてしまった時 『トップ』が出る場合がある。 その他・・・。 どうですか?お分かりに成りましたでしょうか?、 成る程と全部お解りの方はお申し出下さい、 今直ぐに私のプロライセンスをお送り致します。 これだけ全てを自分自身でチェックする事は殆ど不可能に近い 作業です、それ故タイガー・ウッズ始め世界中のプロが自分の 信頼するティーチングプロと高額を払ってでも契約する事が 必要不可欠と成る訳です。 如何でしょうか?お役に立ちましたでしょうか? 記 2007年1月 |
『ダフリ』『トップ』の原因は何だ??? |