それではダフリとトップの防止策を説明する事にしましょう。 まずダフリとトップのメカニズム(仕組み)を知る事で、それを防ぐ手立てが判って来ます。 詳しくは(『ダフリ』、『トップ』の原因徹底解明)をご参照ください。 ここでは特にアプローチショットの時に関係が大きいダフリ、トップの原因について説明してみます。 |
POT 17 |
POT 18 |
もう今度こそ解った!!と言う方は下記説明は不要です。 |
この下は余り面白い話では有りません、ひまなら読んで見て下さい |
《もっと詳しく知りたい》 アマチュアの大半の方に見られるアプローチショットのミスはフルショットの時と同じく『ダフリ』と『トップ』です、 その次に距離感の狂い、方向性が悪い、ラインの読み違え、その他、高さのミス、シャンク、 スピンが足りない又は掛かり過ぎた、グリーンの速さの読み違え,等沢山のミスショットが見られます。 所でプロのアプローチでのミスショットはどうっでしょう、フルショットと同じでやっぱりアマチュア同様 ダフリとトップだろう!と思った方、!!残念ながら違います。 プロのアプローチショットにダフリ、トップはあまり無いんです。 プロが多くするアプローチのミスショットは距離感とラインの読み違いです。 ではなぜアマチュアの多くが『ダフリ』、『トップ』のミスをするのでしょう? |
《『ダフリ』、『トップ』の原因徹底解明より》 『ダフリ』 種別1右肩が下がって起きる『ダフリ』 誘因@右手、右腕の無理な使い過ぎにより右肩が下がる場合。 誘因Bボールを上げるにはすくい打ちと勘違いしてクラブを下から入れようと右肩が下がる場合 種別2ダウンスウィングのタイミングが合わないで起きる『ダフリ』 誘因@ウェイトシフトが不足してタイミングが合わない場合 『トップ』 種別1ボールの右上(プレイヤーから見て)を打ってしまう事が多い場合 誘因Aトップから手首が伸び(溜めが造れない)てしまいクラブが横から入る場合 種別2ボールの頭を打ってしまう事が多い場合 誘因@インパクト直前で顔(頭)が上がってしまってクラブフェイスも一緒に上がってしまう場合 |
以上『ダフリ』、『トップ』のメカニズムを簡単に説明しました、 それでは本当に『ダフリ』、『トップ』が出にくいスウィングは有るのでしょうか? ハイ、有るんです!!、以下でその説明をいたしましょう。 《『ダフリ』、『トップ』が出にくいスウィング解説》 ここでもう1度POT1、アドレス(正面)アドレスのポスチャーに注目して下さい。 なぜこのポスチャーが『ダフリ』、『トップ』防止に効果的かを説明します。 |
4、フォロー&フィニッシュ POT 7、フォロー&フィニッシュ(正面)POT 8、フォロー&フィニッシュ(後方)POT 9、フォロー&フィニッシュ(飛球線方向) ◎ フォローはターゲットに向かって真っ直ぐ、決してターゲットより左(自分の体方向)にクラブヘッドが抜けない様に厳重注意です。 ◎ 頭はまだ上げない、耳を澄ましてグリーンにボールが落ちる音を拾いましょう。 ◎結局頭をアドレスからフィニッシュまで全く動かない事がアプローチを成功させる最低条件です。 |
目から鱗のアプローチショット!! |
POT 1 |
POT 2 |
POT 3 |
POT 4 |
POT 7 |
MIS-1 |
MIS-2 |
これでセットアップ完了です、 形に慣れればいちいちこの作業など しなくてもアドレスは決まるようになります、 慣れるまでは何度でも練習しましょう、 アドレスの形だけの練習ならどこでも出来るはずですから |
MIS-3 |
POT 5 |
POT 11 |
POT 12 |
POT 10 |
POT 6 |
これでもう解った!!という人は以下を読む必要は有りません。 これ以下はまだ納得できない人や試したけれど上手く行かなかった、 と言う人が読むコーナーです。 |
《ライの状況別アプローチショット》 紙面では説明はほとんど無理だと思います、又一口でなど説明できません、 例えば、前上がりでは傾斜の度合い、ラフではその長さの違い、 高さだってまちまちで全てを説明することは出来ません。 だからこそプロはサンドウェッジ1本を朝から晩まで振り回している訳です、 ここに書いたのはほんの参考程度にお考え下さい。 |
◎ベアグラウンド 特に変える必要は有りません、 ◎セミラフ 特に変える必要は有りません、 ◎深いラフ ボールの位置を体の真ん中まで移動しましょう、クラが上 から来る事を強調しましょう。 ハンドファーストの加減を少し強くしてリーディングエッジをターゲットに直角になるようセッティングします。 ◎芝の根が強いラフ ボールの位置を体の真ん中まで移動しましょう、ハンドファーストの加減を少し 強くしてリーディングエッジをターゲットに直角になるようセッティングします。 ◎芝の根が弱いラフ 特に変える必要は有りません、 ◎高いボールが必要、出したい高さによりボールを左に移動しましょう、ハンドファーストの加減を少しづつ強くして リーディングエッジをターゲットに直角になるようセッティングします。 ◎低いボールが必要、ボールの位置はそのまま、テイクバックを低く引いてそのままフォローも低く長く出します。 ◎前下がりのライ、足をあまりオープンにするとクラブがアウトから入り易くシャンクが出易くなります、 足はオープンにせず、ボールは真ん中にセッティングしましょう。 前上がりのライ、特に変える必要は有りませんがクラブが返り易く、引っ掛けが出ないようにフォローでは ストレートにターゲットに向かって出す様機を付けます。 ◎右上がりのライ、ボールの位置はいつもより少し(ボール1個分以内)右より、 クラブが上から来る事を強調しましょう、フォローは地面に沿って長めに出しましょう。 ◎左上がりのライ、右上がりのライ同様、ボールの位置はいつもより少し(ボール1個分以内)右より、 クラブは低く引いてフォローは地面に沿って長めに出しましょう、どこかの解説で「打って止める、 フォローはいらない。」と言うのが有りましたが、やってみて下さい難しいですよ〜。 |
以上『ダフリ』、『トップ』のメカニズムを簡単に説明しました、 それでは本当に『ダフリ』、『トップ』が出にくいスウィングは有るのでしょうか? ハイ、有るんです!!、以下でその説明をいたしましょう。 《『ダフリ』、『トップ』が出にくいスウィング解説》 ここでもう1度POT1、アドレス(正面)アドレスのポスチャーに注目して下さい。 なぜこのポスチャーが『ダフリ』、『トップ』防止に効果的かを説明します。 |
《失敗例POT》 MIS-1◎アウトサイドにテイクバック 結果は間違いなく引っ掛けかシャンクでしょう。 MIS-2◎低く引かれたテイクバック このままショットに入ったらトップボールが怖いです、上手くインパクト出来たとしても 低いランの良く出るボールに成るでしょう。 MIS-3◎体が起き上がり右手で無理にショットした感じのフォローです、 酷いトップボールか、酷い引っ掛けか、シャンクをしたか、そのどれかです。 |
3、インパクト (インパクトはほぼアドレスの形となります) ◎クラブヘッドの重さを常に左手で感じ、手首を使い、上から下へ、ヘッド重さを優先させて ◎決して頭は動かさない、自分の前に絶世の美人(又は美男)が来たら 勿論見ても良いが、 それまでは腹が減っても動かさない、 グリーンでボールがワンバウンドするまではガンバってガンバル!。 ◎体重移動は距離によって大きくなりますが、どんなに小さくても、 必ず体重移動は有ると思って下さい、 両足裏が右から左へローリングする感覚を覚えましょう。 |
POT 14 |
《アプローチショットの概念》 いったいアプローチショットとはどの位の距離の事を言うんでしょう? グリーンの直ぐ側からカップインを狙って打つショットは確かに アプローチショットと言うでしょう、ではグリーンから50y地点からは どうでしょう?、100Yの地点だったら?。 もう一つの疑問が浮かびます、アプローチ(approach)とはいったい 何に対しての言葉でしょうか?、 私はゴルフの上で言うアプローチには2つの意味が有ると思います。 1つはうグリーンに対してのアプローチショット、 もう1つはホールに対してのアプローチショットです。 それではパー4のセカンドショットもアプローチショットに 成るのではないかな?とお思いの方、実はもう1つアプローチショット と呼ぶのには条件付けした方が良いでしょう、それは『加減のショット』 である、と言う事です。 例えば有るプレイヤーのサンドウェッジが1番距離が出ないクラブとして そのフルショットが80yならばそれ以下はアプローチショットと 言えるでしょうし、100yの飛距離の人にとってはそれ以下がその人の アプローチショットと言えるでしょう。 それではグリーンに対してとカップに対しては何ヤード位で区別するのか?、 の疑問には私はこのように答えております。 もしプレイヤーがカップを狙って打つのならそれはカップに対しての アプローチであり、グリーンオンを狙って打つならそれはグリーンに対しての アプローチです、あるプレイヤーにとってはアプローチがカップでも、 あるプレイヤーにとってはグリーンの場合も有ります。 もしプロがグリーンサイドからアプローチをする時は特別な状況が無い限り ほとんどの場合カップを狙いますが同じ条件からでもグリーンに乗れば OKのアマチュアもいます。 まとめますと、アプローチショットとはプレイヤーのレベルによって 距離もターゲットも変わるが、全て『加減のショット』である、 と言えませんでしょうか?。 |
さてこれでアプローチとはの定義が決まりました。 ここで一言、私がなぜ多くのティーチングに関する書物と違って 定義を重んじるかと申しますと、それはもし読者と直接会って お話しする場合ならば読者の疑問には直ぐ答えられますが、 私の経験上、文章の場合はそれぞれ考え方が違っていては 誤解も生じ、私の伝えたい事もストレートには伝わりません。 例えば『アプローチショット』一つ取りましても、 読者の全てが同じイメージを持つとは到底考えられません、 それに目をつぶって説いたとしても読む側の立場からは あまり親切とは思えません。 それを少しでも解消する為には、書いている側と読者側との テーマの捕らえ方が同じでなければならないと考えます、 最初から食い違っていたのでは答えも違って来て あたりまえです。 一寸回りくどい様な書き方になってしまうのはその為なのです、 ご了解をお願い申し上げます。 |
ここでいったいトッププロのパーオン率(Greens In Regulation) いったいどの位かご存知の方も多いと思いますが、 チェックしてみましょう、2006年JPGAのランキング (他のコーナーで詳しくお話いたします)でトップ10位以内の平均でも 67.95%、と言う事は18ホール中5〜6ホールはパーオンしていない のです。 ティーショットがOBの場合も有りますし、バンカーや深いラフ の場合も有りますから、フェアーウエーからばかりでセカンドショット を打つ訳は有りません。 しかしトップ10の平均ストロークは70.1.2、そしてそのリカバリー率 (パーオンしないでパー以上のスコアーを出した割合)の平均は66.06です。 計算しますと彼らが18ホールでだすパーオンしない場合の平均のボギー 以上(ダブルボギー以上も入ります)のホールは2ホール以下と成ります、 但しこれには3パッとのボギーは入りません。 しかしトッププロとは素晴らしい技術を持っているものです、 私などボギーが少ない時はバーディーが来ないし、バーディーが多い時 にはボギーはも〜と多いし・・・結局スコアーはあまり変わりません。 この様にトッププロはアプローチショットを含めたリカバリーでいかに 上手く凌いでいるかがお分かりでしょう、しかもこのデータは1年間 合計の平均です。 彼らトッププロがアプローチショットの練習に費やす時間はどの位か ご存じですか? 勿論プレイヤーによって一律では有りません、しかし共通して言える 事はドライバーショットの練習時間の100倍以上で有る事は間違いない でしょう。 それはドライバーショットを含むフルショットは画一的で、アプローチ ショットは複雑怪奇だからといえましょう。 長くなりました、まだまだアプローチショットに関しましては述べたい 事は付きませんが、他のショットが重要で無い分けでは有りません、 また機会が有りましたら続きを詳しく述べる事とします。 記 2007年1月 |
《アドレスの作り方》 POT 10、まず普通にサンドウェッジでフェアーウエイから フルショットを打つつもりでポスチャーをとります POT 11、グリップをグリップラバーぎりぎりまで短く握り 直します。 POT 12、アドレスをしたまま、ボールが右足の前に来るよう 移動します、グリップ位置は体の正面と左足ももとの間でしっくり 来る場所を見付けましょう。 POT 13, クラブフェイスがターゲットよりもオープン (右に向いている)に成っているのが確認できます。 POT 14、クラブフェイスのリーディングエッジ (クラブフェイスの最下点)がターゲットと垂直に 成るように両足をオープンにしてアジャストします。 |
POT 8 |
目から鱗のアプローチ 《ボールポジションの条件》 ライはフェアーウエイでボールは浮いている、 グリーンまで20y、カップまで10yの距離、 グリーンは平坦で速さは普通。 《ショットのイメージ》 柔らかいボールで、グリーン上カラーを超えた所 3y以内に落とし後はランで寄せる。 《ミスを減らすアプローチショット》 注(掲載写真は一連のスウィングでは有りませんので 連続性はございません) 1、アドレス(POT 17〜22、アドレスの作り方参照) POT 1、アドレス(正面)POT 2、アドレス(後方) POT 3、アドレス(飛球線方向) ◎ボールは右足の前方。 ◎飛球線に対してオープンスタンス。 ◎グリップの位置は体の正面より左足より。 体からはあまり離さない様に。 ◎体重は左右均等か、やや左体重。 ◎クラブは短く持つ、グリップラバーぎりぎりに。 |
2、テイクバック POT 4、テイクバック(正面)POT 5、テイクバック(後方)POT 6、テイクバック(飛球線方向) ◎手首を柔らかくヘッドはインサイド方向上へ上げ決して低く引かない様に注意しましょう。 ◎左手だけで、クラブの重さを感じたまま左手、手首を使ってテイクバックします。 ◎トップからの切り返しはクラブヘッドの重さを感じながら、決して右手でダウンに入らない様、 ダウンへのスタートはグリップエンドを下に向かって引く、曲げられている右手首が ダウンのスタート直後で伸びないようにする事が重要ポイントです。 ◎上から下へクラブヘッドが動くフィーリングを大切に。 |
POT 16、距離の調整はスウィングの大きさ、テイクバックの位置で決定します、 決してスウィングの強弱では有りません、自分の9時ショットを徹底的に覚えましょう。 POT 17、8時のショット POT 18、フルショットの距離を覚えましょう。 ボールの高さの調整は右足前にあるボールを少しずつ左にずらして行く事により調整できす。 5yショットを際限なく、最低10トントラックいっぱいのボールを打ちましょう。 |
POT 13 |
POT 16 |
POT 9 |
1、ボールの位置が右足延長線上にセットアップ ボールを体の右にアドレスすることにより、トップからダウンスウィングに入る時のダフリを抑える効果を出します。 2、ハンドファースト(クラブのグリップをヘッドの位置より飛球線方向に出すポスチャー) ダウンスウィングからインパクト時にクラブヘッドが上から来易くなり、トップ防止の効果を生みます。 テイクバックは手首を柔らかく使い左手で上に上げる事が肝心です、 右手で打ちに行くとシャンクや引っ掛けが出易くなるので注意しましょう。。 3、オープンスタンス(《アドレスの作り方》参照) ボールを右にセットアップするのとハンドファーストにする為、クラブフェイスは自然に開きます、 スタンスをオープンに取る事により、フェイスはスクエアーにします、 又ターゲットも良く見える様に成り距離感が出易くなります。 |