
| Villamor(ビリアモル)G・C 8番ホール、555Y パー5 8番ホール、555Y パー5Villamor G・C 最長のホールで有る、ここの2オンは俺の飛距離から言ったら絶対無理である、ドライバー、ドライバーと繋いでしかも快心の当りで最高のショットを2回続けて、それに加えてランが25ヤードずつ出たとしても私には届かない計算である、 しかもセカンドショットのドライバーはティーアップした時と同じ距離は望めない、2オンは全く不可能である、但し右ドッグレッグしている分 もしショートカットが可能なら私でも2オンの可能性は無いでもない。そしてその無いでもない可能性がたった1度だけ現実に起きた事が有る、5年位前の話、いやもう少し前かも知れない、 ここ8番ホールのセカンドショット地点のフェアーウェイで一箇所だけかなりランが出る場所がある、右ドッグレッグのこのホールはティーグラウンドから220Y地点で曲がりが始まる、その為ティーショットの飛距離によりターゲットを変えなければならない、 写真(飛距離別ティーショット)の@はキャリーで280Y以上出る人の場合の狙い場所、右の林超えが最短距離、残り150Y位まで行く、ショートカットした分と、実は落下地点からフェアーウェイが少しこの部分だけ下りになっていて、ランが50Y位出る、この飛距離でフェアーウェイ・センターへはスライスを掛けないで打ち出すと林に入ってしまう、っと行って余り右過ぎるとフェアーウェイに出る前に木に捕 まって今度は右の林に入ってしまう。Aの250Y以上で280Y以下のキャリーが打てる人は、右林ギリギリを狙って行くと丁度センターにボールは止まる、センターを狙って真っ直ぐ行けばOKだが、チョット左に引っ掛けるとやはり林に入る危険がある。 Bの220Y〜250Y以下のキャリーの人はセンターを狙って大丈夫だが、出きればやや右に打ち出した方が左の林の心配が減る、しかしC220Yのキャリーが出ない人は左を狙わないと、セカンドで右の木が邪魔に成る、何度か挑戦してみないと自分の狙い所がハッキリしないかも知れない。 私がセカンドショットでグリーンに届いた時のティーショットはDのショット、その日はかなりドライバーの調子が悪かったのを覚えている、飛ばない俺がドライバーの調子が悪かったらスコアーにならない、多分その日はかなり悪かったと思う、 ここのティーショットも実は本当の狙いは林ギリギリに狙って打った、言って見ればミスショット、結果オーライなティーショットで喜んでばかりもいられないのが事実であった、打った瞬間手応えはかなり良かったが『これは右に行き過ぎた!』と思った、 右の林に入るのを覚悟した、所がどうだ、フォローの風がボールを上手く押してくれて林を越えようとしている、しかしこのホールであの方向へボールが行って林の中に無かった事は1度も無い、 運が良けりゃ木に当たってフェアーウェイに戻って来る時も無いではなかった、しかし今度は木に当たった音も、気配さえない、これはダイレクトに林に入ったと確信した。 俺はそのまま右の林の中を進んでいった、入ったろう思われる所を皆で探した、キャディー4人含めて8人でだ、トーナメントでも何でもない、5分ルールは有るが、時計など誰も見ない、いくら探しても見付らない、ロストボールになるような草ぼうぼうな所ではないが、時々木の葉の下に隠れてしまい見つけるのに大変な時が有る、 もう5分経つ頃で有る、ロストボールで打ち直しにそろそろ戻ろうかと考えていた時、キャディーの1人が『ボールは何ですか?』っと大きな声で叫ぶ、私がタイトリストだぁっと答える、ボールは有ったようだがどうも俺のではなさそうだ、今探している所より50Y以上先のしかもフェアーウェイ真ん中、 そしてキャディーはもう一度叫ぶ『ボールは何番ですか〜!』『3番だぁ』(その時は勿論覚えていたが、今と成っては何番か忘れた)『ここに有りましたヨ〜』まさかぁっと思いながらそこへ行って見 ると正しく俺のボール、マークが有るから間違いない、『っと言う事は超えたんだ、この林を!』自分自身でビックリした、俺だけじゃない一緒に回っていた奴らも驚いている、俺の出せるキャリーじゃない、270Yは出ないと絶対超えない、そして落下地点の下り坂を転がり、残り180Yを切る地点まで行っていた。後にも先にもこのホールで6アイアンをセカンドで持ったのは、トラブルショット以外はこれ1度だけ、今は追い風がどんなに強風でも狙う気何かコレッポチもアリャしない、ここは3オンワンパットのバーディー以外は考えてもいない、 バーディーを取った数からいっても4つ有るVillamorのパー5で3つまでが1位から3位だが、このホールは6番目になる、それほど俺には難しいホールで有る、ティーショットが林に掛かると第3打で乗せるのが大変である、ティーショットセカンドショットとマアマアのショットを繋いでも50Yは残る、俺の力ではバーディー確実では無い、安全に行こうとすれば70〜80Y残す事になる。 所でゴルフは飛ばないよりは飛んだ方が良いに決まっている、何年前かは忘れたが、かなり前の古い話、USツアーでのある大会、ジョン・デイリーのキャディーバッグの中にウッドはドライバー1本だったのを覚えている人はいるだろうか? 1アイアンから9アイアン、ウェッジ3本、パターの14本セットであった、そのコース(名前は今思い出せない)の名物ホール、上りの600Yパー5のティーショットをドライバーで打った次のセカンドショットは、総毛立つ様な圧巻だった、私は丁度その時テレビ中継でそのシーンを見ていた、後にも先にもあんな物凄いアイアンショットを見た事が無い。 セカンド地点はフェアーウェイ左サイド、グリーンが空くのをしばらく待ってた彼は2オン狙いで有る、ライを確認した彼は何の躊躇(ちゅうちょ)も無く1アイアンをバッグから抜いた、私はその時あれ?グリーンを狙うんじゃないのかな?っと思った、 『なんで3ウッドをセットしていないのだろう?他のコースなら兎も角、600Yのしかも上りのパー5が有るコースだと解っている、3ウッドが有ればジョンデイリーならグリーンまで持ってこられるのに』っと思って観ていた、しかし仕方が無いのである、後はドライバーで、もう一回打ってグリーンオンを狙うか、アイアンで刻むか、そのどちらかしかない、1番アイアンを持ったジョンデイリーを見て、やっぱり刻みかっと思ったのは私だけではなかったと思う、なぜならば、このセカンドショットのグリーンまでの距離は260Y以上だと解説者も言っている、それに結構な登りで有る、 グリーンまで届かせるには280Y以上打って来ないといけない、それだけでは無い低いボールでは上らない程の上り坂である、果たしてそこまで上がるのであろうか? 私はUSプロを制した世界のトッププロを見縊(みくび)っていた、いつものジョンデイリーのせわしないアドレスが始まった、そしてそれが止まり彼は渾身の力を込めて打って来た、カメラはボールを追い、最後にグリーン上まで移動した、ボールはキャリーでグリーンの右に綺麗に乗って来た。 これを見ていた私は、本当にドギモを抜かれた、まだ高反発ドライバーも無かった頃である、アイアンで出る距離とは到底思えない、当時としては人間業ではない位のショックだったのを覚えている、 その当時200Yを彼は7アイアンで打っていた、場合によっては8アイアンで打って来る時も有った、これとて当時としては驚異的な飛距離で有る、10Y刻みで逆算して考えても1アイアンでは260Yの飛距離で有る、だから計算上ではキャリーで届かないはずなので有る、しかもボールは今のように飛ぶボールでもなかった、ジョン・デイリーが打ち終った時、チョットよろけたのまで鮮明に覚えている。そのビデオが有るはずである、勿論日本にだが、今度探して見ようと思っている。 っと言う事でやっぱり飛ばすのは魅力が有る、後10Y・・・と思っていない人がこの世の中で、ゴルフをしている人全員の中で、1人でもいるだろうか?。私は飛ばない、その理由も解っている、身長は170チョット欠ける、体重は56Kしかない、まずこれが飛ばない原因である、 根性でも入れて頑張れば後20〜30Yドライバーで飛距離を伸ばせただろう、しかし怠慢癖が体の隅々まで行き渡っていて、根っからの不精とナマケモノの私は挑戦する気になった事は有ったが、果たせなかった。 さて話を戻そう。 Wはこのゲーム始めてのオナー、彼の飛距離は私よりは少し飛ぶ方、ドライバーの飛距離は260〜70Yと言った所、アイアンでは200Yキャリーを4アイアンで打っている、 ![]() こいつとも、もう長い付き合いである最初に有ったのは彼がまだプロに成りたての頃で有った、もと陸上の長距離選手、立派な足の筋肉には感心したものだ、身長は俺よりチョット小さいが体重は少し俺より少し重い位の殆ど似た体格、 最初知り合った時はまだ俺も30代、飛距離も同じような物だったが、やはり彼は道具とボールにより飛距離は伸びた、それでも大差は無い、彼のゴルフはバーディーの数は少ないがボギーを叩かない、特筆はバンカーショットの上手さ、殆どミスを見た事が無い、 今日もここまでバンカーに入って全て完璧なリカバリー、俺もバンカーは得意な方だが、彼には一枚置かれている感は拭えない、 7番まで1バーディーで1ボギー、大体1ゲームで4〜5つのバーディーは出る、ボギーが幾つで収まるかによってスコアーが決まるのは俺と似たようなタイプ。難しいコースでも大体スコアーは崩れないが易しいコースだからと言ってうんとスコアーが伸びる分けでもない。 彼のここでのティーショットの狙いは右林の一番左端をキャリーで越す、いつも決まってこうである、今日もそこを狙ったショットが少し右から出た、追い風とは言えそんなに助けに成るほどの強さではない、これは林に入ったろうと我々は口々に言った、 ![]() いよいよJの本領発揮の時が来た、右林の5〜6m入った所が狙い、そこにフェイド系のボールを打たない限り彼の飛距離なら超える、しかも彼はフッカーである、私は見ていないが本人の言う事にはグリーン手前100Yを切った所まで言った事が有るそうだ、 単純計算で450Y以上である、ドッグレッグの分で30Y、フォローで20Yランで50Yっと考えると確かにキャリー330Yの力を持った奴だと計算が合ってくる、後はランが異常に出たか、風が強かったかのどちらか、その両方であろうが、全く俺には関係のない話である。 今日の彼はパーが1つも無い全てバーディーかボギー、いつものパターンである、他のコースだが、7バーディー、1イーグル取って、上がってみたらトータル1アンダーパーと言う記録も持っているとの事。 Jがアドレスに入った、我々のターゲットとよりもっと右、完全に林の方を向いている、と言って彼にとっては特別なショットを打とうとしている訳ではない、これ以外に打つ方向が無いのである、 ![]() 彼のインパクトの音は我々とは全く違う、バシッ、でも無くバカーンでもない、ズシンでもなければガツンでもない、異様な音で有る、無理に字に書くとグウァシャッっと言った独特の物が潰れる様な音がする、ドライバーの性かと思って一度彼に借りて打った事が有るが、やはり一般的なバシッかビシッしか出ないかった。 そのグウァシャッっと言う音を残してボールは一瞬の内に林の真上へ到達する、こいつのボールは横から見ていたのでは見失う、後ろの方から見なければ駄目である、林の上遥か先でようやく少しスピードが落ち、それと同時に左に切れながら落下して行く、 勿論落下地点はここから見えない、あの当りなら間違いなくグリーン手前150Yのフェアーウェイに有るだろう、セカンドショットはピッチングで有ろう。 そして俺はフェアーウェイ右端を狙ってフェアウェイをキープする、Jの後に打つと何だか無性に寂しい気がする。 Mは280Y以上の飛距離を持っている、ここの狙いはJよりも少しフェアーウェイ側のやっぱり林超え、綺麗なスウィングで彼が狙ったであろう方向へ真っ直ぐ打ち出す少し曲がりが速く始まってしまい、ボールはフェアーウェイ左端に見えて来て止まった、これではランが余りでない、残りは200Y位あると思われた。 ![]() Wのボールはフェアーウェイ右端グリーンまで230Yに残っていた、木の当たり所が良かったのであろう、俺のセカンドショットは残り270Y、2ウッドでグリーンまで残り50Yに持って行く予定のショットが右にふけた、グリーン手前40Yの右に大きな木が有る、その方向に行き林までは入らなかったものの難しいサードショットが残ってしまった。 ピンはセンターに切ってあった。 Wは3ウッドでグリーン左サイドのバンカー、右のバンカーより易しい、彼ならバーディが固い、Mは5か4アイアンでグリーン右に乗せて来た、ピンまで8mと遠いがイーグルチャンスである。 そしてJはPWで打ったショットが少し噛んでしまった、グリーン奥に落ちたボールはスピンが利かず奥にこぼれて行った、ここも奥は小さな崖状に成っている。 私は自分のボールの所へ行く前に『ロブショット以外ないな』と考えていた、その通り、下を通してグリーンへのルートはなかった、52度のSWでロブショットを打つ事は全く苦でない、 ![]() イッパイに開いたフェイス距離はピッタリ50Y、ボールは満足行く手応えで殆ど真上へ上がって行きピンまで6mショートした所に落ちそのまま止まった、上出来で有る。 Wは不運である、先に行った組がバンカーを慣らしていない、深い足跡に入っている、これは目玉なんかより数段難しい、寄せる事よりいかにピンから遠ざけないでグリーンに乗せるかを考えるショットで有る、しかしここでWは凄いスーパーショットを見せてくれた、 この場合クラブのバンスを使ったエクスプロージョン・ショットは無理のように見えた、それをフルパワーで足跡の後ろに真上からバンスを叩き付けた、ボールには殆ど勢いはなく、ふわっとバンカーから浮き出た、そのままコロコロ転がりピン手前20cmほどで止りタップインバーディー、3人は大拍手である。 イーグルは誰も来なかった、Jは7番と同じ様な打ち上げのアプローチ、これが全く寄らない、パー5のセカンドショットをPWで打って、上がったらパー、全く素人の様で有る。 久しぶりのイーグルかと思わせたMのパットもカップに蹴られた、私のパットは6mの上り逆芽のフックライン、グリーンは遅い、芽が左上から右下に向って順目だからである、カップ2つでは足りないが3つでは多い様に見える、しかし遅いグリーン少し強めにカップ2つで打ったが、思ったより速い、カップの右を通過して40cmで止まる、これを慎重に狙って入れる、 これ位の距離を外すとショックが大きい、次のプレイにも影響が出る、『短いのほど慎重に!』っだ。昔USトーナメントで『世界最短の2パット』とか題名が付くほど有名な話がある、 プレイヤーの名前も何処のコースかも忘れた、興味があれば調べて欲しい、彼はたった5cm(多分)を1パットで行けなかったのである、どう言う事かと言うと、 ![]() 驚くなかれ彼は最初のパットをタップインしようとして空振りしてしまったのである、これも立派な1ストロークである。 ここまで私はボギーなしの3アンダーパー、かなり調子が良い、9ホールで3アンダーは最近なかったので何とか次のホールでは最低パーで上がりたい、Mはここまで1バーディー1ボギーのイーブンパー、Wは2バーディー1ボギーの1アンダーパー、Jは4バーディー3ボギーの1アンダーパー、 しかし今日は皆良い出来である、Villamor G・Cでプレイした事の有る人ならば4人が揃ってこのスコアーを出すのはよく有る事では決して無い所か、プロのトーナメントでも中々4人揃ってこのスコアーは出るものではない。そんな事を話しながら、前半最後の9番ホールへ向った。 |