セブ、マクタンゴルフショップ1周年!!
とうとう9月だ、近い内には延び延びに成ってしまったているセブへ、いよいよ行って来なくては成らない、マクタン店の契約更新である、マクタン・コーラル・ゴルフ・クラブもヴィリアモルと同様フィリピン空軍所有のゴルフ場、今そこのGM(ジェネラルマネージャー)は、俺のポン友、付き合いは永い、かれこれ20年に成る、彼がマクタンGCに赴任する前のにこの話は持ち上がった、ゴルフショップをオープンしないかと言う話が舞い込んで来た。

渡りに船っとばかり話を進めていく内に条件が幾つか出てきた。元々マクタンGCにはゴルフショップが有る、商品はボール、とか小物が一寸有るだけで、ショップとはお世辞にも言えない様なものだった。新店舗オープンの際はその店を閉店するので中の商品を買い取ってほしいとの事、それにそこで働いている従業員を続けて雇って欲しいとの要望であった。これは大した事ではなかったが、家賃を1ヶ月30,000ペソ、1年間前払いの条件はかなりきついものだった。確かに場所は最高である。

広さも申し分ない、しかし家賃は高くても20,000位に抑えたい、しかも1年間前払いである。何度か交渉しにセブへ飛んだがどうしても条件を譲らない。GMの部下で現役の軍曹でニノイという男が居る、以前Villamor に居た時からの友人で10年程前から付き合っている、この男にどうにかならない掛け合ってくれるよう頼んでみたがどうも値段だけは譲れない様である。

軍隊の敷地内での店舗契約は1年と決められている、この変更は絶対に出来ない、今回の店舗契約も1年であるが、内装工事費がかなり掛かる、もし1年で契約を打ち切られたら元を取る所か大損である、俺は考えた、計算もしてみた、今後の展開を予測してみた、色々考えてみたが家賃の年間360,000ペソが重たい。俺は最後にもう1度話し合ってもし家賃が下がらない場合は諦めようと思い、セブへ最後の交渉に向かった。

GMとの話し合いは和やかに進み、いよいよ本題を切り出した、『GM、何とか家賃の減額を考えて貰えないだろうか?』『申し訳ないがそれだけは出来ない』『それには訳があるんでしょうか?前のレストランは12.000ペソだったそうじゃないですか、20,000ペソならば問題は無いと思うんですが』『実は・・・』と初めてGMは今まで俺の知らなかった事を話し出した、『実は、他にもあそこをレンタッルしたがっている人が2人いる』これは知らなかった。

『いったい誰ですか?』『一人は貴方が知っている人、退役軍人です、一人は韓国人で彼がレストランをオープンしたいと言っています、そして彼の言い値が一ヶ月30,000ペソなのです』成る程、これで値段が下がらない訳がわかった、わざわざ安く貸したのでは、裏がある様に取られてしまい、GMが独自で決定するには難しい訳である。

そしてGMはこうも言った『退役軍事が実は最優先されるべきなのですが、彼はここでバーバーショップを考えているのですが、支払えるのは以前のレンタル料と同額の12,000ペソです、これでは開きが有りすぎる為、彼には諦めてもらいました、貴方の事は色々聞いています、同じ空軍のVillamorで何の問題もなしにショップを経営している事も、軍隊の中に沢山の知り合いが居る事も、そして悪い噂は全く無い事も知っています』続けてGMは『もし韓国人と同じレンタルフィーで納得してくれるのなら、貴方に決めたいと思っている』。こう言ってさも済まなそうに私を見ていた。

決して悪そうな人ではない、彼の立場からして仕方が無い事なのだろうと理解も出来た、俺は即答を避け取りあえずもう1度考える事にした。

事態が一変したのは俺がセブから帰って来てから2〜3日した時だった。その日もセブをどうするか、その事で頭がいっぱいだった、その時セブには本島に店舗を出して2年が過ぎ様としていた、その店は決して理想的な場所に有る訳ではないがそう悪い売り上げではなく、まあ、想像通りであった、その店をオープンした時はそれ以上店を増やす気持ちは無かったが、マクタンGCの話が有った時は是非っと思ったのはそのロケーションがゴルフショップを出展するにはこの上も無く理想的な店だったからである。

何しろドライヴィングレンジの真ん前、しかもゴルフショップは他には無い。しかし今セブの店を任せているマネージャーは値段的に高すぎる事からオーップンには反対している、彼は私の右腕である、彼の言葉は無視できない。ポン友の退役軍ホヤがVilliamorの店に来たのはそんな時だった。

彼は『マクタンに店を出したいの?』『出したいんだけれど、家賃が高くて・・・』『幾らなら大丈夫?』『20,000ペソなら絶対オーップンしたいだけれど、どうも30,000ペソじゃないと駄目らしい』『解った、余りくよくよしないでもう少し待っていればキットいい事が有るよ』その時俺は、『ああ、口添えしてくれるんだなァ』位に思っていたらその1週間後突然彼から電話が有った『マクタン出店の話だけれど、20 000ペソで良いから店を出さないか?』最初冗談なのか本気なのか解らなかったが、彼はそんな悪い冗談を言う男ではない、『勿論、出店したいけど、20,000ペソで本当に大丈夫なのかな〜』

『勿論大丈夫、GMの俺が言ってんだから』その時初めて彼がマクタンのGMに成った事を知った。